【白文】
子曰、
自行束脩以上、吾未嘗無誨焉。
【書き下し文】
子曰く、
「束脩を行う自り以上は、吾未だ嘗て誨うる無くんばあらず。」
【現代語訳】
先生がおっしゃるには、
「束ねた干し肉をもって入門してきた弟子に、私はこれまで教えないということはなかった。」
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謝礼をもって入門してきた弟子に、孔子は必ず教えを授けたという話です。
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謝礼がなければ教えなかったのですか。
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そういう意味ではありません。
束ねた干し肉というのは、謝礼の中でもいちばん軽いものでした。
謝礼が多かろうと少なかろうと、礼を尽くして教えを乞い入門してきた弟子に対しては必ず教えを授けたということです。
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そういう意味なのですね。
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礼を尽くして接してくる相手には孔子も礼をもって対応したという意味です。
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