【白文】
邦君之妻、君稱之曰夫人。
夫人自稱曰小童。
邦人稱之曰君夫人。
稱諸異邦曰寡小君。
異邦人稱之亦、曰君夫人。
【書き下し文】
「邦君の妻、君之を称して夫人と曰う。
夫人自ら称して小童と曰う。
邦人之を称して君夫人と曰う。
諸を異邦に称して寡小君と曰う。
異邦の人之を称して亦君夫人と曰う。」
【現代語訳】
『国の君主の妻は「夫人」という。
夫人は自分を「小童」と称する。
国の人々は国内では「君夫人」と呼ぶ。
外国に向けては「寡小君」と称する。
外国の人々も「君夫人」という。』
君主の夫人の呼び方が説明されています。
夫である君主が呼ぶ場合、夫人が自称する場合、国内の人々が呼ぶ場合、外国向けに呼ぶ場合、外国の人が呼ぶ場合、それぞれに分けて説明されています。
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