【白文】
子路宿於石門。
晨門曰、奚自。
子路曰、
自孔氏。
曰、
是知其不可、而爲之者與。
【書き下し文】
子路石門に宿る。
晨門曰く、
「奚れ自りする。」
子路曰く、
「孔氏自りす。」
曰く、
「是其の不可を知りて、而も之を為す者か。」
【現代語訳】
子路が石門に宿泊した。
門番が言った。
「どこからいらっしゃいましたか。」
子路が言った。
「孔子のところから来ました。」
(門番が)言った。
「不可能であることを知りながら、行動している人ですね。」
子路が宿泊したときの門番とのやり取りです。
子の門番は、理想社会の実現が難しいと知りながらそれを実践しよとする孔子にのことをよく知る人物のようです。
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