論語　子張１９－１６

【白文】
曾子曰、
堂堂乎張也。
難與並爲仁矣。

【書き下し文】
曾子曰そうしいわく、
「堂堂どうどうたるかな張ちょうや。
与ともに並ならびて仁じんを為なし難がたし。」

【現代語訳】
曾子が言った。
「堂々としているな、子張は。
子張と一緒にならんで仁徳を行う事は難しい。 」

子張は容姿端麗であることに加え頭もよく、かつ堂々と積極的に行動する人物でした。
そのあまりにも堂々とした子張の姿に、控え目な性格の曾子は、ともに仁徳を行うことは難しいと述べています。
少し気後れしている曾子の姿が想像できます。