論語 述而7-19

述而

【白文】
子曰、
我非生而知之者。
好古敏以求之者也。

【書き下し文】
子曰しいわく、
われまれながらにしてこれものあらず。
いにしえこのびんにしてもっこれもとむる者也ものなり。」

【現代語訳】
先生がおっしゃるには、
「私は生まれながらにして知識をもっている人間ではない。
古代のことを好み、敏感にそれを研究し知ることを追い求めている人間だ。」

ハチ

孔子が自らの知識について述べたものです。

孔子先生も生まれたときから知識をもっていたわけではないのですね。

ハチ

はい。
自分は先天的に知識を授けられた人間ではないと述べています。

ではどのようにして知識を身につけたのですか。

ハチ

古代の出来事を好み、それを研究し自分の知識として吸収することを追い求めてきたと説明しています。
感覚を研ぎ澄まし、的確に学ぶ姿勢を続けてきたということです。

孔子先生も努力の人なのですね。

ハチ

はい。
しかし、孔子の学問は苦痛が伴なうようなものではありません。
楽しみながら学問を続けているよと言っているのだと思います。

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