論語 述而7-6

述而

【白文】
子曰、
志於道、據於徳、依於仁、遊於藝。

【現代語訳】
子曰しいわく、
みちこころざし、とくり、じんり、げいあそぶ。」

【書き下し文】
先生がおっしゃるには、
「道に志し、徳を根本とし、仁に依拠し、芸の世界に遊ぶ。」

ハチ

孔子の理想とする生き方が述べられています。

4つに分けて説明されていますね。

ハチ

はい。
正しい道を志し、道徳を行動の根本規範とし、誠実な思いやりの心に従い、芸の世界を楽しむ、これが理想と述べられています。

芸の世界を楽しむとはどういうことですか。

ハチ

芸とは、礼・楽(音楽)・射(弓矢)・御(馬車に乗ること)・書(書道)・数(算術)の六芸のことで、人格者たるべき者が身につけておくべき知識・教養です。
このような生き方を目指すことで、個人としての成長と社会全体の調和が実現されると考えられたのだと思います。

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