【白文】
子曰、
不患人之不己知、患不知人也。
【書き下し文】
子曰く、
「人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うるなり。」
【現代語訳】
先生がおっしゃるには、
「自分が他の人から認められないことを気にするのではなく、自分が他の人を認めていないことを気にするべきだ。」
現代にも生きる教訓です。
自分が評価されるには、自分も他の人にしっかりと目を向けていなければならないということですね。
はい。
これは様々な場面にあてはまると思います。
例えば職場で評価を受けるためには、相手の意図を理解できているかとか、相手と強調して仕事に取り組めているかとかを振り返り、自分本位で仕事をしていないかに気をつける必要がありそうです。
友達関係や家庭の中にもあてはまりそうですね。
そうですね。
友達関係がうまくいかないことや、親子げんかや兄弟げんかをすることは誰にでもあります。
自分のことをわかってもらえないときに、とかく相手のせいにしがちですが、冷静に考えてみると自分も相手のことを理解していないということがよくあります。
相手の立場に立ち、自分が考え方を1つ変えるだけで解決できることもあるものです。
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