【白文】
子曰、
学而不思則罔。
思而不学則殆。
【書き下し文】
子曰く、
「学びて思わざれば則ち罔し。
思いて学ばざれば則ち殆うし。」
【現代語訳】
先生がおっしゃるには、
「物事を学ぶだけで自分で考えることをしないと混乱して正確な知識は身に付かない。
考えるだけで学ぶことをしないと独りよがりになり危険である。」
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ハチ
学ぶことと考えることのバランスが大事だと説明したものです。
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学ぶだけだとどうなってしまうのですか。
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ハチ
書物や先生から学ぶだけでそれについて自分が考えることをしないと、何が大事なのかかが見えてこないということだと思います。
学んだことの中から、何が大事で何がそうではないかを整理する復習は欠かせません。
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考えることだけだとどうなっていしまいますか。
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ハチ
考えるだけで学ぶことをしないと、自分の独りよがりの考え方に固まってしまい独断的・独善的になってしまう危険があります。
他の考え方と比較したり、他の考え方を参照することによって自分の考え方をさらに発展させていくことができます。
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学ぶことと考えることの両方が必要なのですね。
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ハチ
そのバランスが取れることで学問の効果がより大きくなるものと思います。
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