【白文】
子曰、
爲命、裨諶草創之、世叔討論之、行人子羽脩飾之、東里子産潤色之。
【書き下し文】
子曰く、
「命を為るに、裨甚之を草創し、世叔之を討論し、行人の子羽之を脩飾し、東里の子産之を潤色す。」
【現代語訳】
先生がおっしゃるには、
「(鄭の国の)外交文書を作るときは、裨諶が草稿を書いて、世叔が検討し、外交官の子羽が添削し、東里に住む子産が文を飾り完成させる。」
鄭の国の外交文書の作成過程について孔子が説明しています。
孔子が尊敬する子産が中心となり、4人が役割分担をすることで、しっかりとした文書が作成されていたことがわかります。
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